​「とめ・はね・はらい」 しっかり書いてほしい

今回は「とめ・はね・はらい」に関してです。

「とめ・はね・はらい」に関しては、

保護者のかたから、とてもよくご質問をいただきます。

 

「とめ・はね・はらい」は、海外に住んでいる子には必要か?

これは、ご家庭の方針によると思います。

 

もしも、お子さんが日本に帰国をすることがなく、

日本語は第2言語とするのであれば、

大人になればコンピュータで作業をすることがほとんどですから、

それほど問題はないかと思います。

ただ、そういう状況であっても、

「とめ・はね・はらい」に気をつけた漢字を

お子さんに書いて欲しいですよね。

ですので、早いうちから習慣付けて書くことで、自然に書けるようになっていくことでしょう。

 

日本に帰ることが分かっているのであれば、

または、第1言語として日本語をがんばっている子には、

ぜひ「とめ・はね・はらい」に気をつけて書いてほしいなと思います。

 

 ここからは、帰国や永住に関係なく、一度は子どもたちが疑問に持つこととその対処法を紹介します。

 

お子さんに「なぜ、とめはねはらいに気をつけなければならないの?」と聞かれた場合に、

どのように答えれば、お子さんは納得するでしょうか。

子どもたちに対して私がよく使う回答のうち3つを挙げてみたいと思います。

 

1)

「とめ・はね・はらい」を意識して書くと、書き順も一緒に覚えられる。

 

例えば、「戦う」の右側(つくり)の戈という部品は、

「横、たて曲げはねて、はらって、点」

という書き順です。

書き順は、運筆をしやすいようにできています。

硬筆だと分かりにくいですが、

毛筆だと書き順通りに書いた方が書きやすいことが分かります。

(筆ペンでもいいのでお子さんと試してみてください!)

特に、はらいとはねは、

次の画に行きやすくするために存在している場合が多いです。

学年が上がると、同じ部品が何度も出てきますので、

小さいうちから気を付けておけば、

学年が上がっても、自然に「とめ・はね・はらい」と併せて

「書き順」も正しく書けるようになります。

 

 

2)

意識しないと違う字になってしまう。

 

「とめ・はね・はらい」をはっきりと書かないと違う字に見られることがあります。

 

例えば、「動く」の左の偏の最後の画をはらわずにとめてしまうと、

「重力」と読めてしまいます。

「好き」の左の偏の最後の画をはらわずにとめてしまうと、

「女子」になってしまいます。

「とめはねはらいをちゃんと書かないと、ラブレターを書けないぞ!」

これは20年以上使っている私のネタです(笑)

 

学年が上がっても、意識を高く持って取り組んでほしいですね。

 

 

3)

漢検では厳しく採点される。

 

海外に住んでいる子は、漢検を受検する子が多いのではないかと思います。

当然ですが、漢字検定が近づくと特にこの言葉は効きます!

(実際に、漢字検定は厳しく採点をするという認識を私は持っています。)

 

本当は書けるのに、とめはねはらいを意識しなかったために減点…

もったいないなあと思います。

日頃の心掛けで点数が大幅にアップします。

 

 

何はともあれ、

「とめ・はね・はらい」をしっかりと意識して書くと、

バランスの良いかっこいい字になるのは間違いありません。

 

学年が上の子もぜひ意識をして書いて欲しいです。

「ここははねなきゃダメ!」

と叱ることも時には必要ですが、

できている時は、

「このはねの方向がいいねえ。」

と感心することでモチベーションが上がることもあるものです。

ぜひ試してみてください!

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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