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​不思議!丁寧に書くようになる方法

今週のテーマは、
「丁寧な字を書くようになるには」と題して、
その具体的な方法を紹介します。

「我が子に丁寧な字を書かせる」
永遠のテーマですねえ(笑)
特に男の子のお子さんをお持ちの半数以上の方は、
ご賛同いただけると思います。
 
うちの子もご多分に洩れず、、、
学校で掲示用の作品を作ったようです。
学校より「やり直しが必要な子は持ち帰らせます」との連絡がありました。
持ち帰った作品に付箋が貼っていました。
言葉の間違いなど一切ないにもかかわらず、先生からのコメントはこの一言。
「丁寧に書きましょう。」
・・・つまり、全部書き直しということ・・・涙・・・
1年生の時の担任の先生には「丁寧に書いている」と褒められていたのになあ。
あの頃が懐かしいです。(苦笑)

なぜ、そうなったのでしょうねえ。理由は分かりません。
でも振り返っても仕方ありません。未来を見ましょう!
 
ということで、学校の先生がよく使う、丁寧に書かせる"魔法"をお伝えします!
 
用意するのはボールペン。
作文の清書を書くときなどに活用する方法です。
『消せない』ことがポイントです。
消せないから必然的に一画ずつ丁寧に書くことになります。
これはご家庭での漢字学習にも生かせると思います。
 
もしも可能でしたら、大人が大事にしているペンがいいかもしれません。
大切に使わなければならないとお子さんに思い込ませるものがいいです。
「ママが大切にしているこのペン使いたい?」
「うん」と目を輝かせたらこっちのものです。
「今日の漢字テストの練習は、このボールペンを使っていいよ。
ただし、消しゴムは使えないし、大事なペンだから大切に書いてね。」
 
「丁寧に」という言葉を出さなくても、
一画ずつ丁寧に書くはずです。
 
決して「丁寧に書きなさい」とは言わないであげてくださいね。
自ら進んで丁寧に書けたことをぜひ褒めてあげてください。
「丁寧に書きなさい。」と言われるよりも、
「丁寧に書けたね。」と言われた方が、
子どもはずっと気分はいいはずです。
これは1年生でも6年生でも同じです。
大人でも褒められれば嬉しいですもんね。
 
私は、子どもたちに色鉛筆で書かせることもあります。
消しゴムでは消しにくいので、おすすめです。
その漢字のイメージに合わせて色を選んでもいいように言います。
これは余談ですが、
「悲しい」を色鉛筆で書かせた時に、
子どもたちが赤、青、紫、黒などいろんな色を選び、おもしろいなと感じました。
 
綺麗に書くことと
丁寧に書くことは違います。
綺麗に書くには練習が必要ですが、
丁寧に書くのは気持ち次第です。
 
子どもはみんな丁寧に書けます。
でも急いで終わらせたいという感情があるのかもしれませんね。
丁寧に書くためには、
字をしっかり見ないと書けません。
よく見れば、少ない練習量でも記憶に残りやすくなることでしょう。
 
丁寧に書くと気持ちがいいと思ってくれることを信じて、
これからも丁寧に書かせる方法を考えていきたいと思います。

ちなみに、筆ペンもおすすめです。

「とめ・はね・はらい」に気をつけて書くようになりますよ。


今回紹介したのは、一案として。
もしもオススメの方法がありましたらぜひ教えてください!
 
 

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