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​夏休み・冬休みの宿題
順調に進める3つの手順

今回は、
「夏休みと冬休みの宿題 順調に進める3つの手順」というテーマでお話をします。
 
このお話をする前に・・・宿題を自分でどんどん進めることができる子は、自分のやり方でどんどん進めさせてください!
今回は、「宿題しなさい!」「え~~~っ!!」という会話が日常的なご家庭のためのお話です。
ただし、「え~~~っ!!」と言わせないことがゴールではなく、
宿題が終わらせることがゴールです。
(「え~~~っ!!」と言わない子にする子育て。これは永遠のテーマです。。)
 
補習校に通っていないお子さんでも、同じように計画的に進めることができると思います。
長い休みの期間中のモチベーションアップのためにぜひお読みください。
 
 
1)まずは「1」を決める
 
夏休みや冬休みの『宿題一覧』
どの補習校でも終業式の日に持って帰ると思いますが、
やるべきことを一覧で見せられたら、
大人だってやる気を失いますよね。
 
ここでお子さんと一緒にやってほしいことは、
1を決めることです。
1とは何か?
1とは、一日にやるべき分量ではなく切りのいい分量です。
 
【算数】
たとえば、算数ならドリル1ページとかプリント1枚が1になりますので、分かりやすいです。
もしも10枚あるのであれば、
「1日1枚で、10日で終わる。」1枚×10日 

→この場合の1は1枚
「2枚ずつやれば、5日で終わる。」2枚×5日

→この場合の1は2枚
「一日でやれそうだ!」10枚×1日(教師としてはあまりお勧めをしませんが、終わらせるというゴールには確実に近づきます!)
 
【国語】
国語は、大人が宿題の内容を少しほぐしてあげなければなりません。
 
例えば、以下のような宿題が出たとします。
・読解問題プリント●まい
・読書感想文
・漢字練習プリント●まい
・漢字ドリル終わってないページ
 
読解問題のプリントや終わっていないページなどは『1』を決めやすいでしょう。
 
読書感想文は漢字で書くとたったの5文字ですが、
単純に1にはなりません。
読書感想文の場合は、
「本を決める→本を読む(×分量に合わせて)→読書感想文の書き方をざっくりと知る→書く」
と、分解してあげると取り組みやすくなります。
 
本選びは、それだけで1になるのかとお子さんは喜ぶでしょう。
本が決まれば宿題の1つが終わるなんて、お子さんにとっては夢のような話です!
(これで気持ちが乗ってくれればシメシメです。)
 
読書感想文を書いたことがない子には、
インターネットのサイトでサンプルがたくさん載っていますので、いくつか読んであげるといいと思います。
そしてこれも1とカウントしていくと、お子さんはゴールを身近に感じることと思います。
 
さて、問題の(?)漢字です。
夏休みであれば1学期のまとめが、冬休みであれば2学期のまとめが中心でしょう。
毎週、漢字テストで高得点を取る子でも、
月単位、学期単位、学年単位の漢字では、はじめは書けない子がほとんどです。
すぐに漢字を書かせるのではなく、
読む→意味を押さえる→書いてみる→間違った字や書けなかった字の練習→(間違った字を)再度テスト
という手順が海外に住んでいる子は特に大切です。
漢字プリントは決して1ではなく、
1×5ぐらいの余裕を持った姿勢が、大人にも必要です。
毎週積み上げている子は、読んで意味を押さえているうちに自然と語彙力も漢字力もつきます。
そうなれば、間違った字や書けなかった字が少なくなりますので、
好循環が生まれることでしょう。
 
『読めるようになってから、書けるようになる。』
このことをぜひ意識して、漢字プリントなどを取り組むようにしてほしいと思います。
 
 
2)「見える化」する
実は、長期休業中の宿題の計画は、1)ができればほぼ終わったようなものです。
あとは、細めの付箋などに「やるべき1」を1つずつ書き込んで、
それをカレンダーなどに貼っていきます。
予定がある日は、予め貼らないようにします。
多くなりそうなら付箋を動かせばすみます。
当日に予定が入ってしまっても、付箋をずらすだけです。
時間が余れば先にやってももちろんOKです。(終わらせることがゴールです。)
教科の偏りがあっても大丈夫です。
ここはぜひお子さんの自主性に任せてあげたいところです。

3)あとは実行!!
各ご家庭の『アメトムチ』に合わせて進めていくだけです!(笑)
付箋がどんどん消えていくことが気持ちよく感じてくれることを祈りましょう!

計画を立てて実行することは、大人でも難しいことです。
『1を決める作業』は、お子さんと一緒に進めて、
1日に取り組む分量やスケジュールはお子さんの自主性に任せる。
そんな夏休みや冬休みにしてほしいなと願っています。

 

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