​4月に親がやってほしいこと


春休みの補習校や日本人学校の校内は、と言いますと・・・
新年度の活気にあふれています。
学校は、日本から送られてきた教科書で教室がいっぱいになっています。
 
新しい教室
新しい友達
新しい先生
そして新しい教科書
教育環境によっては、全てが新しくなるわけではないですが、
教科書は新品です。
海外の子にも無償で教科書を配布する日本国に心から感謝です。

新年度初日。
机の上にある新品の教科書の束を
子どもたちがドキドキしながら眺めている姿を見ると、
こちらも新鮮な気持ちになります。
子どもたちがパッと手に取る教科書は、
写真の多い理科や社会、図工が多いですね。
国語は一番最後?でないことを祈ります。(笑)
 
この新しい気分でいるお子さんを放っておくのはもったいないです!
この時こそチャンスです!
 
お子さんは、国語の教科書になかなか手を出さないかもしれません。
そういう時は、ぜひ、率先して大人が手にとって読んでほしいなと思います。
「まだ、このお話あったんだあ。懐かしい。」
とか
「この作者のお話が載っているの!」
とか
何でもいいです。
とにかく"お子さんにインパクトを与える"ことをぜひしてあげてください。
なんだったら1日貸してもらって、
読んでいるふりでもいいので、
大人が教科書を読んでいる姿を見せてください!
『小学生の読み物を必死に大人が読んでいる』
・・・これはインパクトが強いです(笑)
大人が進んですることに興味を持たない子どもはいません。
自分の親であればなおさらです。
 
その時は興味を持たなくても、
「ママが小学生の時もこのお話あったって言ってたな。」
と新しい単元に入った時に思うはずです。
学習を始める前のきっかけ作りを
ぜひ"戦略的に"仕掛けて欲しいと思います。
何度も言います。4月がチャンスです!
 
また、別の視点から…
教科書に出てくる順番を大人が知っておくと、
お子さんに教えるときの参考になります。
 
「原稿用紙の使い方は、この教科書の後ろの方に載っていたな。」
というような場面もあるでしょう。
算数でも、計算方法を教える順番があります。
「これより先は次の学年なので今は教えなくていいな。」
などなど。
 
ぜひ、お子さんが受け取った教科書を一通りチェックしてみてください。
せっかくチェックするのであれば、その姿をお子さんに見せてくださいね…というお話でした。

新しい教科書を手にすると、進んで読もうとする子ももちろんいます。
「これから習うのですから、まだ読ませないほうがいいですよね?」
と保護者の方から相談されることがあります。

 

そういう場合は、このように答えます

「いえいえ、どんどん読ませてください!」
 

学校が始まると、忙しくなる子どもたちです。
海外に住んでいる子は、学校の勉強の他に、やることがたくさんあります。
記憶の定着は、その接触頻度に比例します。
学校で習う前でも、興味を持ったのならば、どんどん読ませてほしいと思います。
 
 

 

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