ウソでもいいじゃないの。
​漢字は成り立ちで覚えよう!

さて、今週のテーマです。
「うそでもいいじゃないの!漢字は成り立ちで覚えよう」

twitterの画像で面白いものを見つけました。
日本語が母国語ではない人に向けた漢字の本の中の、
「駅」という漢字の成り立ちが書かれているページの画像でした。
(ツイートはこちら。)

駅=馬+尺
というのが一般的ですが、
 
馬+JR=駅 とは!!
中国4000年の歴史を懐の深さを感じさせますね。(笑)

実は、私自身も漢字の成り立ちに関してはウンチクがありまして、
話し出したら止まりません。
 
漢字の授業では、子どもたちから
「へえ~」(納得)
「うそだ~」(バレバレ)
の2つの言葉を引き出すためだけに情熱を燃やします。
 
そうやって覚えた字は定着しやすいと、経験から感じています。
(授業で‴手ごたえ‴があった字は、みんなが書けるようになります。)
 
嘘八百(?)の成り立ちを教えていると、(いえいえ、本当のことももちろん言いますよ。たまには^^)
子どもたち自身からも「自分でも成り立ちを考えてみよう」という気持ちが湧いて出てくるようです。
 
以下は、子どもたちが作った成り立ちの一例です。
もちろん正式な「中国4000年」の成り立ちではないですが、
私自身も未だに使わせてもらっているものです。
 
【2年生の漢字】
「魚」=「ク」+「田」+「ノ、、、」
お寿司にはお米が必要だから田が入っている。(たしかに。「串刺しのク」、「火(れんが)を使うとおいしい」を加えてもいいですね。)
 
【3年生の漢字】
「乗」=「手」+「||(足)」+「木」
手と足を使って木に乗る。(これで書き順も完璧です!)
 
【4年生の漢字】
「焼」=「火」+「BBQコンロの形」
右上の十は肉が焼ける音「ジュ~」(ダジャレです。)
 
余談ですが、
補習校で4年生の時に担任をしていた子が、中学最終日の卒業式の時に話し掛けてきました。
「先生が教えてくれた漢字を今でも覚えているよ。「焼」のジュ~とかね!」
これは私のオリジナルではないですが、
その子が中3まで「焼」という字を忘れなかったのであれば‴よし‴としたいと思います。
 
 
成り立ちは部品だけ単独で覚えるよりも全体をストーリーにするとより覚えやすくなります。
例えば、6年生で習う「誤」
「言」+「呉」
呉は、よく見ると、浮き輪を腰に付けた人が友達に「よっ!」とあいさつをしている形。
「よっ!」と言われたその友達がこう言うのです。
「今から山に行くんですけど…」
「誤った(=間違った)…」
こんな感じのストーリーです。
 
成り立ちは、覚える必要はありませんが、
その漢字を覚えやすくするために、
または、
その漢字をテストで思い出しやすくするために、
大いに活用してほしいと思います。
もちろん、漢字辞典に載っている成り立ちだけにこだわる必要はありません。
記憶に残すことを最優先に、
お子さんと一緒に考えても面白いのではないかと思います。
 
30回書いても覚えられなかった字が、
成り立ちと一緒に教えることで、絶対に忘れない字になる場合があります。
いろんな角度から漢字の学習に取り組んでほしいなと思っています。
 
 

​おすすめのコラム

補習校や日本人学校で教えていた視点、そして、海外で子育てをした親としての視点。

海外に住む子どもたちが漢字を勉強することに対して、前向きになれるような視点で紹介します。

春休みの補習校や日本人学校の校内は、と言いますと・・・新年度の活気にあふれています。学校は、日本から送られてきた教科書で教室がいっぱいになっています。
新しい教室、新しい友達、新しい先生、そして新しい教科書。
教育環境によっては、全てが新しくなるわけではないですが、教科書は新品です。海外の子にも無償で教科書を配布する日本国に心から感謝です。

(続きを読む)

補習校の教師として今まで「ずっとこだわってきたこと」があります。
そのこだわりとは・・・『日本語を日本語で教える』ことです。
補習校は、語学学校ではありません。日本で配布されている教科書を使って学ぶのですから、このこだわりは、間違っていないと思っています。
でも、そのこだわりの一部を捨てます!という話です。(続きを読む)

このお話をする前に・・・宿題を自分でどんどん進めることができる子は、自分のやり方でどんどん進めさせてください!今回は、「宿題しなさい!」「え~~~っ!!」という会話が日常的なご家庭のためのお話です。
ただし、「え~~~っ!!」と言わせないことがゴールではなく、宿題が終わらせることがゴールです。・・・(続きを読む)

・・・その相談の内容は、最近お子さんが漢字の学習をすごく嫌がるようになったとのことでした。今までは丁寧に練習を重ねて、嫌がることはなかったそうです。なぜだろうなと思い、ご家庭での学習をしかたをうかがいました。すると、低学年から続けている・・・(続きを読む)