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​都道府県の漢字 まずは読めるように

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2020年新年のニュースレター

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2019年が終わり、2020年となりました。
2020年と言えば…
もちろん、東京オリンピックが挙げられますが、
教育界も大きな波がやってきます。
まずは小学校の指導要領が2020年度から新しくなります。
そして中学校が2021年度、高等学校が2022年度から順次新しくなっていきます。
 
漢字に関して言えば、小学校の新しい指導要領では、今まで習っていなかった漢字20字が追加されます。
追加される20字は、全て都道府県の漢字です。
小学生のうちに日本の47都道府県の漢字を全て書けるようになっておこうというねらいがあります。
 
しかし、海外に住んでいる子にとっては、
「47都道府県を覚えよう」と言っても、あまり興味を示さないのが普通ですね。
おじいちゃんやおばあちゃんが住んでいるところやお友達が帰国したところ、また日本に一時帰国した時に行ったことのあるところ。
海外に住んでいる子が都道府県の学習をする時は、興味がある都道府県から入るのがいちばん取り組みやすいと思います。
ところが、馴染みのない都道府県を覚えるのは、なかなか難しいものです。
都道府県を「読める」ようになることは、ハードルがそれほど高くないですので、まずは読めるようになってほしいと思います。
 
新しく加わる漢字20字は、日本の学校では「移行措置」期間中に学習するのですが、
海外の塾や補習校では、時間の制約があるため、扱っていない可能性があります。
特に今すでに高学年の子は、加わった新出漢字を習うことなく1年が過ぎてしまうことは避けたいところです。
また、すでに小学校を卒業している学年の子も、
日本人として都道府県は読めるようになっておいてほしいですね。
 
新しく加わる都道府県の漢字が読めるかどうかを確認するため、スライドショーにした教材をYOUTUBEにアップしました。
約2分で読めるかどうか確認できます。
単なる読みだけの教材だと面白くないので、その都道府県の場所と有名なものを載せています。
(その地の有名なものは独断と偏見です。)
社会科の学習として利用してもよいですね。
ぜひ試してみてください!
 
YOUTUBEはこちら↓

 

 

 

 

 


 
PDFにもしています。スワイプしてご利用ください。

 

 

 


 
 

 

【編集後記】
2019年は、ラグビーワールドカップで盛り上がりました。
私は、九州の実家に帰るついでに大分の会場で観戦してきました。
(本心は、ラグビーのついでに九州です 笑)
スタジアムから大分駅に向かう帰りのシャトルバスで、
オーストラリアからいらっしゃった初老のご夫婦と会話を楽しみました。
なんと約1ヶ月間、オーストラリアチームの試合を見るために、日本中を飛び回っているとのことで、ゲーム終了後は特急に乗って博多に向かうと言っていました。
日本は、電車やバスの時間がきっちりしていて、とてもいい国だと言ってくれました。
 
たしかに、交通機関が遅れることはほぼないので、計画が立てやすいのは日本のいいところですね。
でも、日本では、電車が数分遅れただけでイライラする人を見かけるのも事実です。
そして、遅れた時には、車内で遅れたことを詫びる放送が流れます。
 
日本の交通網の正確さは、世界トップレベルでしょう。これは日本の誇りです。
ただ、それが当たり前になって、窮屈な世界を作り出しているのではないかとも感じます。
人を責めることなく、ゆったりと時間が流れる方がいいなあと思う自分もいます。
ないものねだりなのかもしれませんね。
 
今年もお子様にとって、皆様にとって、充実した1年であることをお祈りいたします。
2020年も引き続きよろしくお願いいたします!

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