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​漢検を受けよう3
​漢検合格勉強法

「読み」の学習が終わったら、本格的に高得点に向けて学習を開始します。

準備は早めにすると良いに決まっていますが、

小中高生は、長期休暇を利用すると良いと思います。

恐らく漢検の日程もそのように組んでいるのだと思います。

 

本格的に!と言っても、一番確実に点数が上昇し、且つ成果が分かるのは…

過去問を解くことだと思います。

 

過去問題集を解くと、その級の傾向が分かります。

解けば解くほど、問題に慣れていきます。

 

過去問は、1回だけで終わることなく、少なくとも2度は解くといいと思います。

私も子どもたちにはそのように取り組んでいくように伝えます。

 

過去問は、解いて、点数を付けて、一喜一憂…ではもったいない!!

間違った問題を次回から書けるようになってこそ点数が上昇します!

はじめのうちは、間違いが多くても大らかな気持ちでお子さんをみてあげてくださいね。

実は、間違う問題ってみんな同じ箇所なのです。(笑)

だから、同じ問題が出る可能性が高いのでしょうね。

『間違ったところを確実にできるように練習する。』

このくりかえしです。

 

ここで、漢検あるあるです。

せっかくONになった『やる気スイッチ』が途中で切れてしまう場合があります。

 

なぜ漢検対策の勉強をやめたいと思うのでしょうか。

理由は2つです。

 

1) 練習で合格点に達した! → もう大丈夫。漢検の勉強はやめた!

2) 点数が伸びなくなった! → もうこれ以上点数は上がらないのでやめた!

 

まずは、

 

1) 練習で合格点に達した! → もう大丈夫。もう漢検の勉強はやめた!

 

合格点に達したからと勉強をやめてはいけません!!

7級から準2級の合格点は、70%。

 

もしもギリギリでの合格であれば、30%の漢字はできないということになります。

上の級に上がればその漢字は出てこないかというとそういうことはありません。

上位級にいくほど、その学年で習う漢字だけでなく、

下の学年で習う漢字も間違いなく出てきます。

2級で「目の当たり(まのあたり)」と出ることもあるのです!

どの級も90%を目標に。

そこまで達したら、ぜひ満点を目指してぜひ頑張ってください!

 

次に、

2) 点数が伸びなくなった! → もうこれ以上点数は上がらないのでやめた!

 

これも多いパターンです。

ここで、今まで子どもたちを教えてきた私の経験から一言。

「停滞期は2度あります!(キッパリ‼) 」

 

1度目は、今までの漢字の知識量に達した時。

2度目は、漢検の対策を始めてから習得した知識量に達した時。

 

停滞期を抜け出すのは、個人差があります。

ですので、なかなか抜け出せない場合、つまり点数がなかなか伸びない場合があります。

 

ただ、学習を続けると貯金をしているのと同じです。

必ず知識量は増えています。

漢検直前の過去問での点数が、合格点ギリギリだった子が、

本番では、得点率95%以上で合格した例もあります。

もちろん、その子は最後まで諦めず"貯金"をしていました。

 

これは極端な例ですが、過去問を解いて、間違った問題をやり直していくうちに

すぐに結果として表れることがほとんどです。

点数が目に見えて上がれば、やる気スイッチは再びONになります。

 

努力は必ず実を結びます。

 

ぜひ諦めず直前まで学習を続けてください。

それが高得点合格の一番の近道です。

 

 

いかがでしたか?

これまでの経験から、漢検に合格するためのステップなどをまとめてみました。

検定の合格は、がんばった証です。

合格の自信が、次の合格に向けた励みになることでしょう。

「よし、やるぞ!」とお子さんに火がつくことを願っています。

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