​熟語との付き合い方

 

私の息子が小学生のときに、1学期の後半に日本の小学校への体験入学をしていました。

以下は、その当時登録していただいていたみなさんにお送りしたニュースレターです。

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息子は今、日本で体験入学をしています。
先日、妻から電話がありました。
「漢字が全然分かってない。熟語になると全く駄目!」
 
お父ちゃんは、海外に住む子どものための漢字のサイトを立ち上げているっていうのに!!
しっかりがんばらないといけないなと感じています。
戻ってきたら猛特訓です!
 
「熟語を覚える方法」に関しては、
このサイトを立ち上げてからも多くのかたにご質問いただいております。
そして、私自身も良い学習方法はないものかといつも考えております。
 
覚える方法と言っても、
1回見て、覚えられる子はまずいません。
何度か見て、使って、覚えるという過程がやはり必要です。
 
自分自身で「たぶんこんな意味だろうな」と推測することができるようになれば、
語彙がどんどん増えます。
ただし、"正しく"推測しないといけません。
そのためには、やはりそれぞれの漢字の意味を知っている必要があります。
(それそれの漢字の意味は、「読んで覚えるシリーズ」で引き続き学習を進めてください。)
 
例えば…
『蹴球』
大人はそれぞれの漢字を知っているので、想像できるはずです。
 
「蹴る」+「球」=
しかも、野球、卓球、水球など、○球だから、たぶんスポーツだろうなという推測の経験値もあります。
ということで、
「サッカー」と答えを導くことができるわけです。
(いろんなステップを書いていますが、日本で教育を受けた大人のかたであれば、0.1秒で答えにたどり着くはずです。)
 
海外に住んでいる子は、日本に住んでいる子に比べて漢字に触れ合う機会が少ないです。
つまり、上のような推測をする機会も少ないでしょう。
 
教科書の音読は、
「熟語を覚える」という上でも大切な学習です。
上にも書いたように、
音読をすることにより、「何度か見て、使って、覚える」ことができるのです。
繰り返し音読をすることによって、
熟語を構成するそれぞれの漢字を確認し、正しく想像し、定着するわけです。
(時間にして0.1秒!→これが定着ですね。)
 
読む本は教科書でなくてもいいのではないかと個人的には思っています。
漫画も素晴らしい教材になります。
繰り返し読むことが、熟語の定着への第一歩だと思います。
 
ポケモン、妖怪ウォッチ、ワンピース・・・
サッカー、野球、バスケット・・・
嵐、関ジャニ∞・・・あとは知りません!(自分の中では光GENJIで止まっています!!)
興味のあることを繰り返し読む。
 
できればおうちのかたも一緒に楽しむぐらいの覚悟は必要でしょうね。
そんな生きた教材が海外に住む子には特に必要だなと思います。
 
うちは、妖怪ウォッチになるのかなあ。
子どものためです。覚悟して楽しみます!
 
 
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

 

(追伸)
実は、新しく作っているものがあります。
「小学生の興味をひくものって何だろう?」
それを出発点に作っています。

「TOWNK」のOは、「面白く」という意味を込めています。
初心を忘れず、海外に住む子どもたちのためになることを引き続き考えていきます。

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