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第4回 海外での漢字学習、まずは「読むこと」から始めてみませんか

  • 5 日前
  • 読了時間: 6分

これまでこのブログでは、海外で暮らすお子さんの漢字学習について、私が感じてきたことを書いてきました。

その中で、何度もお伝えしていきたいと思っていることがあります。


それは、

漢字が書けるようになるためには、まず、その漢字が読めること。

そして、その言葉の意味が分かること。

ということです。


漢字の勉強というと、どうしても「書く」ことを思い浮かべます。

ノートに何度も書く。

ドリルをする。

テストに出る漢字を繰り返し練習する。

もちろん、書く練習も必要です。

でも、その前に一度、

「この漢字、読めるかな?」

と確かめてみてほしいのです。

読めない漢字を、形だけ覚えて書けるようにするのは、なかなか大変です。

反対に、読める漢字、意味の分かる言葉が増えていけば、その後の「書く」という学習にもつながっていきます。


そこで今回、LINEにご登録いただいている方に無料でお配りしている「読み」に特化した漢字教材を、あらためて作り直しました。



これまでも「読むための教材」でした


実は、以前の教材も考え方は同じでした。

各学年で学習する漢字を、

・漢字一文字で意味が分かるもの

・送りがなをつけると意味が分かるもの

・熟語にすると意味が分かるもの

の3種類に分けています。


なぜ、このように分けているのか。


それは、漢字の「意味」を大切にしてほしいからです。

漢字は、一文字だけを取り出して覚えるものばかりではありません。

たとえば、「味」という漢字なら、「あじ」と読めば、それだけで一つの言葉になります。

「遊」という漢字なら、「遊ぶ」と送りがなをつけることで、子どもにとって身近な言葉になります。

また、漢字によっては、一文字だけを見るよりも、「一学期」のように熟語として触れた方が、実際に使われている言葉として意味を捉えやすくなります。


漢字一文字を、読み方だけで覚えるのではなく、

意味のある「言葉」として読んでほしい。

そんな思いから、この3つに分けています。



今回、すべての言葉に例文をつけました


今回のリニューアルで、一番大きく変えたところがあります。


それは、

すべての言葉に例文をつけたことです。


たとえば、

「遊ぶ」

という言葉が出てきたとします。

まずは、自分で読んでみます。

そして次のページに進むと、

「遊ぶ あそぶ」

と読み方を確認できます。

そこで終わりではありません。

その下に、

「公園で友達と遊ぶ。」

という例文をつけています。

「あそぶ」という読み方を覚えるだけなら、例文は必要ないかもしれません。

それでも、あえてすべての言葉に例文をつけました。

なぜなら、言葉は文章の中に入ることで、その意味がずっと分かりやすくなるからです。

もし、お子さんから、

「これ、どういう意味?」

と聞かれたら、ぜひ、その下にある例文を一緒に読んでみてください。

難しい言葉を使って、辞書のように説明しなくてもいいと思っています。

「こういうときに使う言葉なんだね」

と、例文をもとに話してあげる。

それだけでも、言葉の意味をつかむ手助けになります。


そして、おうちの方にとっても、以前より言葉の意味を教えやすい教材にしたい。

それも、今回すべての言葉に例文をつけた理由の一つです。



例文を読むことにも意味があります


例文をつけた理由は、もう一つあります。

文章を読むことで、より多くの言葉や漢字に触れてほしい。

ということです。

一つの漢字を勉強するとき、その漢字だけを見て終わるのではなく、一つの文章を読む。

そうすると、その短い文章の中にも、いくつもの言葉が出てきます。

漢字も出てきます。

今回の教材では、例文の中に、その学年ではまだ習っていない漢字も積極的に使っています。

もちろん、まだ習っていない漢字には読み方をつけています。

「まだ学校で習っていないから、この漢字は読まなくていい」

ではなく、

まだ書けなくても、読むことはできる。

私はそう考えています。

読めるようにしておけば、上の学年で学習する漢字であっても、子どもはその漢字を目にすることができます。

一つの例文は、とても短いものです。

でも、その短い文章を読むことを繰り返していけば、学習している一文字だけではなく、たくさんの日本語に触れることになります。

海外で生活しているお子さんにとって、日本語に触れる機会は、日本で生活しているお子さんとはどうしても違います。

だからこそ、漢字を一つ覚える時間も、

できるだけたくさんの日本語に触れる時間にしたい。

そんな思いも、この例文には込めています。



20問ずつなので、短い時間で取り組めます


教材は、基本的に20問で1ファイルにしています。

一度に全部やる必要はありません。

お子さんの学習ペースに合わせて進めてください。

目安としては、1年生なら1週間ほど、2年生以上なら10日ほどで一学年分の漢字を全て目にすることができます。

もちろん、もっとゆっくりでも構いません。

逆に、どんどん読みたいお子さんなら、先に進んでも構いません。

使い方も一つではありません。

学校や補習校で学習した漢字の復習として使ってもいい。

これから習う漢字の先取りとして使ってもいい。

(上の学年の漢字を得意げに読むお子さんの顔を想像するとワクワクすることと思います!)

「今日はこれだけ読んでみようか」

と、親子で一緒に取り組んでもいい。

お子さんが一人でページを進めても構いません。

スマートフォンやタブレットで見ることができるので、必ずしも机に向かって「さあ、勉強を始めよう」と構えなくても大丈夫です。

ご家庭で少し時間ができたとき。

移動しているとき。

ちょっとした待ち時間。

好きなときに、好きな場所で、

「これ、読めるかな?」

と開いてもらえたらと思っています。



まずは、「読める」を増やしてみませんか


漢字を書くことは大切です。

けれども、その前に、

読める。

意味が分かる。

という土台をつくることも、とても大切です。

一つ読めるようになる。

一つ言葉の意味が分かる。

一つ例文を読めるようになる。

それを少しずつ積み重ねていく。

そうして読める漢字や言葉が増えていけば、文章の中で漢字に出会ったときにも、

「あ、この漢字知っている」

ということが増えていきます。

そして、その積み重ねが、やがて「書く」ことにもつながっていくと考えています。


今回作り直した教材が、その最初の一歩になればうれしいです。

小学1年生から6年生まで、それぞれの学年の教材を用意しています。

LINEにご登録いただいた方には、無料でお配りしています。

まずはぜひ、お子さんと一緒に使ってみてください。

そして、使い方について分からないことがありましたら、LINEでお気軽にお知らせください。

また、実際に使ってみて、

「うちでは、こんなふうに使ってみました」

「こんな使い方をしたら、よかったです」

ということがありましたら、ぜひ教えてください。


ご家庭からいただいた声も参考にしながら、これからも海外で暮らすお子さんたちの日本語・漢字学習に役立つ教材を作っていきたいと思っています。

 
 

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