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第3回 海外では、なぜ漢字の学習が難しいのでしょうか。
「うちの子は、家では読めていた漢字なのに、一週間たつと忘れてしまうんです。」 これまで、海外にお住まいの保護者の方から、このようなご相談をたくさんいただいてきました。 一生懸命勉強しているのに、なかなか覚えられない。 前の週にはできていたのに、次の週には忘れてしまう。 そんな様子を見ると、保護者の方も不安になります。 「うちの子は、漢字が苦手なのかもしれない。」 そう思ってしまうこともあるでしょう。 でも、私はいつも最初にお伝えしたいことがあります。 それは、お子さんの努力が足りないわけではない、ということです。 ⸻ 海外で暮らす子どもたちは、平日は現地校やインターナショナルスクールで、一日中、日本語以外の言葉で勉強をしています。 慣れない言葉で先生の話を聞き、友達と会話をし、宿題にも取り組む。 それだけでも、本当によく頑張っています。 だから私は、まずその頑張りをたくさん褒めてあげたいと思っています。 その上で、日本語や漢字の勉強にも取り組んでいるのです。 これは決して当たり前のことではありません。 ⸻ では、なぜ海外では漢字が難しくなるのでし
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8月8日読了時間: 4分
第2回 読めない漢字は、書けません。
「漢字テストに向けて、毎日こんなに書いているのですが、なかなか点数が取れないんです。」 これまで、海外にお住まいの保護者の方から、このようなご相談を何度もいただいてきました。 漢字ノートは何ページも埋まっています。 同じ漢字を何度も何度も書いています。 それなのに、テストになると書けない。 私は、そのお話を聞くたびに、まず学習の様子を詳しく教えていただくようにしています。 すると、多くのご家庭で共通していたことがありました。 勉強を始めると、まず漢字ノートを開き、ひたすら書くことから始めていたのです。 その様子を聞いて、私は心の中で「やはり」と思いました。 書く練習は、とても大切です。 でも、その前に、もっと大切なことがあります。 それは、「読むこと」です。 私はその保護者の方に、こんな提案をしました。 「今日は、漢字ノートではなく、先に漢字ドリルを開いてみてください。 そこに載っている熟語を、お子さんと一緒に声に出して読んでみてください。 すらすら読めるようになってから、書く練習を始めてみませんか。」 最初は、 「読むだけで変わるのでしょうか。
townknet
8月2日読了時間: 3分
第1回 海外に住む子どもたちの漢字学習を応援したい理由
はじめまして。 このブログをご覧いただき、ありがとうございます。 私はこれまで、海外の日本人学校や補習校で子どもたちを指導し、自分自身も海外で子育てを経験してきました。 そして現在は、日本の小学校で子どもたちと毎日向き合っています。 そんな中で、ずっと変わらず感じてきたことがあります。 海外で暮らす子どもたちは、本当によく頑張っているということです。 学校では日本語以外の言葉で学び、家では日本語を話し、週末には補習校へ通う子もいます。 限られた時間の中で、日本語や漢字まで身につけようと努力している姿を、私は何度も見てきました。 だからこそ、保護者の方からこんな声を聞くことも少なくありません。 「家で何をすればいいのか分からない。」 「漢字を嫌がるようになってしまった。」 「日本の子どもたちとの差が広がっている気がする。」 私も同じように悩み、考え続けてきました。 その経験の中で、一つだけ確信していることがあります。 読めない漢字は、書けるようになりません。 反対に、読める漢字は少しずつ書けるようになっていきます。 だから私は、まず「読むこと」を大
townknet
7月31日読了時間: 2分
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